流動資産(1年以内に現金化される資産)

流動資産は次の3つに分けられる。①当座資産、②棚卸資産、③その他の流動資産

【 当座資産 】
現金化するのに、製造、販売のプロセスを経過しなくても、それ自体で支払に充当でき、より早く確実に現金化されるもの。

現金、預金、受取手形売掛金、有価証券などが、これにあたる。

【 棚卸資産 】
通常、在庫と言われるもので、製造、販売を目的として保有されるもの。

売れたら現金になる商品。または、商品をつくるための原材料など。

【その他の流動資産
当座資産棚卸資産以外の勘定科目。

前払金、未収入金、前払費用、立替金などがある。

この流動資産ってのは、1年以内にお金に変えられる財産のこと。お金っていうのは、誰にとっても価値が変わらないものだから、手元に多くお金があると便利。大きな家を持っていても、財布の中に1000円しか入ってなかったら、飲みにもいけない。大きな家を担保に買い物しようとするのは、なかなか難しい。現金はいろんな価値と交換することができるから、やっぱり現金の方が便利だ。だから、流動資産の割合が高い会社の方が、身軽で経営状態がいいということになるのだろうと思う。そんな単純なものじゃないかも。でも、まあそれもひとつの解釈でしょう。