WBC韓国戦敗れる

8回にイスンヨプに2ランを打たれ逆転。そのまま、韓国投手陣に抑えられて2−3で試合終了。
しかも最後のバッターはイチロー。内野フライ。最悪のシナリオ。


中盤までは2−0でリード。渡辺がよく抑えていて、得点差以上に日本優勢の雰囲気があった。
ところが韓国の中継陣が踏ん張り、日本に得点を与えない。2死満塁のピンチでも西岡のライト
ライナーを超ファインプレーするなど、徐々に流れは韓国へと移っていった。


なんといっても誤算は石井。初登板の緊張もあったのか、制球が定まらず、ストライクを取りに行った
スライダーが甘く入った。イスンヨプはそれを見逃さず、ライトスタンドへ。その1球に沈んだ。


勝てた試合だけに、なんとも後味の悪いが残る。いいピッチャーにあたれば、そう簡単に打てる
もんじゃない。1点がほんとに遠い。だからこそ日本の投手陣が踏ん張って、なんとか完封リレーを
実現してほしい。今日の杉内、藤田、藤川、大塚は、すばらしい投球内容。
渡辺と石井がまだまだ本調子でないようなので、今後の建て直しに期待したい。


アジアラウンドは1敗で2位通過となった。この大会が終わったとき、この1敗があったから
優勝できたんだと言えるような意味のある負けにしてもらいたいと切に願う。