話し方

いろんな人のプレゼンを聞いて気づいたことがあるのでメモ。

自分の考えを相手に受け入れさせようと思ったら、「そんなの当たり前ですよね」とか「絶対そうなんです」といった断定的な言い方で、しかもそんなの世間の常識だと言わんばかりの言い方を端々に織り込む。すると、相手は自分だけ違うのかと弱気になって受け入れざるを得ない状況になりやすい。ほんとは誰もそんなこと言ってないのかもしれないのに、世間っていうあいまいなものになんとなく騙されちゃうんだなぁ。でも、ほんとこの手は有効ですよ。特にそのことについてこっちの方が詳しい立場であれば、間違いなしですな。

次。

あまり知的になりすぎてもダメだということ。頭のいい人は理屈をこねるのが上手。凡人はそれを聞いて「この人は頭がいいなぁ」と感心する。でも、そのまま理屈のオンパレードだと凡人はついていけなくなるから、わかんなくなってきて嫌になる。だからそうじゃなくて、途中難しい話をしたとしても、結論のは誰にでもわかるような表現で締めくくらなきゃ共感されない。誰が聞いても正論だということをもってくる。例えば、「地域の仕事は地域でやらなきゃダメ」とか「家族と過ごす時間を大切にしなきゃ」とか、そんな感じ。これにNOと言う人はまずいないでしょう。こういうのを持ってくると、あの人はなんだか難しいことを言ってたけど、心ある人なんだという印象になる。これは人を動かす上では非常に大事な要素だと思う。

次。

人にもよるんだろうけど、理路整然と話すのは男性の方が上手なようだ。女性は理論理屈よりもやはり感性なのだろう。数人のプレゼンを聞きながら、改めてそう思った。

以上。