「見える化」セミナー

「見える化への挑戦2」 - 行動と変化へ繋ぐ「見える化」セミナーに参加してきた。300名の大入りで大盛況。

業務アプリケーション開発の現場は何かと見えにくいものが多い。お客さんからの要求事項にしてもそうだし、開発のボリューム、進捗状況など、誰かの頭の中だけにあるものだったり、パソコンの中でしか見えないものだったりするから、どうしても現実感が薄い。

これが引き起こす弊害はなかなか深刻。同じ社内の人間でありながらも「隣は何する人ぞ」となったり、お客さんとの要望に応えるものが作れなかったりということが起きる。

そんな無駄な苦労はやめて、もっとスマートにやり方を工夫して、お客さんも開発者側もみんなハッピーになろうじゃないかというのが今回のセミナーの趣旨らしい。これだけの参加者が集まったということは、どこの会社も同じ悩みを抱えていて、この手法がその問題解決のヒントになると考えているのだろう。

どの講師も非常に良い話をされていたが、特に収穫だったのが平鍋さんの講演。具体的な見える化手法をいくつも紹介してくれた。「バーンダウンチャート」「かんばん」「あんどん」など、すぐに現場で使えそうなものばかり。早速、うちの会社でも「かんばん」「ふりかえり」を試験的に採用してみることにした。すぐにうまくいくわけではないだろうが、何かが一つでも変われば儲けもの。

仕事は遅くまで残業したり、休日出勤する人が偉いわけじゃない。定められた時間の中で結果を作って早く家に帰る。やはりこれが理想。見える化の手法が機能して、理想に近づいてくれることを期待したい。