社風

最近「社風」という言葉に触れる機会が多くなったように思う。新聞記事にも良く出ているので、最近の注目キーワードの一つだ。いろいろな解釈があると思うが、私は「その会社の空気」だと思う。

空気が澱んでいたら、1分でもそこに居たくないと思うだろうし、逆に新鮮な空気の中では、快適に過ごすことができる。多くの人は快適な環境に身を置きたいと思うだろう。

ただ、人間には適応力があるので、澱んだ空気の中でも、少々我慢していれば、いつの間にか順応して同化する。澱んでいるということにすら気付かなくなる。

逆もまた真なりで、良い空気の中にいれば、少々悪い人でも、いい影響を受けて、変化していく。それも、人から注意されるのではなく、自らがその空気の中で気付き、変化していく。そして、それが当たり前になる。おそらく、そういったことが起こってくるのだろう。

今年の巨人は開幕から10勝一番乗りだ。原監督に変わってから、巨人の空気は一変したように思う。若手はのびのびと活躍し、ベテランも自分の持てる力を存分に発揮している。チーム全体の気持ちのつながりを強く感じる。これを見てもわかるように、その集団の空気を作り出す源はトップだ。そこに健全な風が吹いていないと、よい社風は生まれない。トップってぇのは、厳しい仕事ですなぁ。。。