坐・和民

しばらく前にオープンした「坐・和民」に行ってきた。3年ほど前に高杉良さんの書いた「青年社長」を読んで、どれほどのお店なのか一度行ってみようと思いながらも、なかなか行く機会がなく、いつの間にかこんなに時間がかかってしまった。


週末だけにほぼ満席状態。これは予約が必要だったかなと思いつつも、カウンター席なら確保できるということで5分も待たずに無事入れた。


カウンター席は2人×4組の8人がけ。掘り炬燵のように足を伸ばせるようになっていて、座椅子でリラックスできる感じ。なかなかいい。カウンターの向こうに飲み物を作る店員さんが常時ひとりいる。向こうは床がずいぶん低くなっているようで、立っている割には目線の高さは、座っているお客さんとあまり変わらない。


早速、飲み物は何にしましょうと女の子が注文をとりに来る。ビールを頼むと、カウンターの向こうから凍ったジョッキに入った生ビールがすぐに出てくる。食べ物を選んで注文すると、レンコンチップスがおすすめですけどいかがですか?とマクドナルドみたいに営業トークが入る。嫌味がなかったので、じゃあそれもちょうだいと思わず頼んでしまう。


自分の担当席というのがあるようで、注文をとりに来る、料理を運ぶのは毎回同じ女の子。感じのいい子で聞いてみると、アルバイトなのだそうだ。ここの社長さんはテレビに出たりして有名だねと言うと、そうなんですよ、でも私も一度もお会いしたことはありませんと話していた。


これだけ大きくなると、社長が現場をまわることはそうそうできないのだろう。それでも従業員は皆、気持ちのいい接客をしている。姿は見せずとも、思いは浸透しているということか。


確かにまた行ってみようと思わせる気持ちのいい空間でした。いい時間でした。写真は、トイレに飾ってあったオブジェです。やっぱりトイレもきれいでしたよ。


【店舗情報】
語らい処「坐・和民」 
長崎銅座店
営業時間 17:00〜翌日3:00 金土曜及び祝休日の前日は5:00迄
〒850-0841 長崎県長崎市銅座町14−21 堀川銅座ビル3・4・5F
095-818-7022
禁煙席あり


【書籍】

青年社長(上) (角川文庫)

青年社長(上) (角川文庫)

青年社長(下) (角川文庫)

青年社長(下) (角川文庫)