すごい会議

質問されると考えてしまうという人間の特性をうまく利用しているということか。この本の物語を読むと、ある一人のコーチによってたった一日で劇的な変化が起こったように書いてあるけど、それが本当ならすごいことだ。

高橋尚子選手と小出監督コンビの活躍でコーチング手法が注目され、企業内にも取り入れて、人材育成に活用しようという動きがずいぶんと盛んになった。うちもご多分に漏れず、コーチングを学んだ人が居るけど、どうも付け焼刃のコーチは嘘くさくていけない。かえって逆効果。

この人の意見に反対した時に決まって言うのが、「それじゃ、どうしたらいいと思う?」
いやいや、私はあなたの意見に反対だから、その反対理由を述べただけ。あなたの提案には魅力が感じられないし、ロジックも中途半端。だから反対。それなのに私にどうしたらいい?なんて筋違い。もういちど、提案者のあなたが再考すべきなんじゃないの?

こんな調子で、とてもじゃないけどすごい会議になんかなりゃしない。うちにも本物のコーチが来てくれないかな。