グーグル鵜飼さんの講演

Google Developer Day Tokyo - 鵜飼 文敏
グーグルほどエンジニアが大切に扱われている会社は見たことがない。「お金のことは考えるな。とにかくユーザーに喜んで使ったもらえることだけを考えろ、と言われている」のだそうだ。圧倒的な競争力で広告収入を山のように稼ぎ出すグーグルだから言えることであって、中小零細のソフトハウスではなかなか言えませんよ。とにかく明日のメシの種をどうすんのよってレベルだからねぇ、えらい違いですよ。

鵜飼さんの話によると、入社後3ヶ月間グーグルのコーディング文化を学んだあとは、エンジニアの自主性重視で仕事をしていくようだ。これを聞く限りでは、もうすでに出来上がっている人しかグーグルではやっていけないんじゃないかと思う。しかし、エンジニアにとってこの環境は天国でしょうなぁ。だって、自分の作りたいものを作っていいんだし、世界中の優秀なエンジニアから学ぶことが出来て、さらにはグーグルの巨大インフラを使えるんですから。

最後の方で質問が出ていたが、グーグルにもエンジニアではない人もやはりいるようだ。まぁ、当たり前の話だが、エンジニアばかりにスポットがあたるグーグルではちょっと意外な感じ。グーグルと言えども、あれだけの巨大組織なんだから、エンジニアだけで成り立つわけはないよな。やはり会社の舵取りはマネージャークラスがやっているということか。